サービスの活用で賃貸収入を
会社員であれば、夢のマイホームを手に入れたと喜んだのも束の間、会社から海外転勤を命じられ、急遽土地建物の売却を考えられた方もいらっしゃるのではないのでしょうか。
売却といってもそう簡単に買い手が見つからなかったり、多額の住宅ローンの返済中であったりと、手放したくても手放せないという状況下では、海外異動の準備もままなりません。
その様な時に活用したいのが、リロケーションサービスです。
持ち主に代わって土地建物を管理し、不在期間中、借主を探してくれて賃貸料収入を得、持ち主に支払ってくれるというサービスです。
このようなサービスを活用すれば、借主からの賃料収入で、ローンの返済計画を立てることができます。
また、返済計画が着実に実行されることにより、建物の所有権も守られるというメリットもあります。
また、リロケーションサービスを提供してくれる会社によって、借主退去時の原状回復～再貸出しも任せられる様々なメニューもそろっています。
海外異動が発生した場合は、活用してみたいサービスです。
リロケーションにおける管理会社の役割とは
近年、不動産業界において言及される機会の多い言葉に、リロケーションがあります。
簡単に言えば留守宅管理のことで、長期の出張や海外赴任などによって住人が不在となる住宅を管理し、資産価値を守ったり、効率的に運用したりすることをいいます。
リロケーションの概念自体は古くからありましたが、以前は勤務先が福利厚生の一環として取り扱うのが主流でした。
これに対して現在では、専門の管理会社が手がけるスタイルが定着しています。
サービスの内容は巡回点検やメンテナンスなどさまざまですが、メインとなるのは有効活用です。
すなわち、赴任期間が満了するなどして所有者が戻ってくるまでの間、期間限定の賃貸住宅として活用するのです。
家賃収入が得られれば、所有者はそれを家計の足しにしたり、住宅ローンの返済に充てたりすることができます。
管理会社は、この活用に当たっての諸事務を代行します。
入居者の募集から契約の締結、家賃の収納、退去時の原状回復に至るまで、不在の所有者に代わって総合的な管理を手がけます。